里之宮 湯殿山神社

時の太鼓とは?

かつて、山形城から山形の町々に時を知らせた大太鼓。
今でも、200年前と変わらぬ音を響かせます。

 社殿には、山形城の「時の太鼓」として使われていた大太鼓があります。この太鼓はかつて山形城(現:霞城公園)二の丸東南角にあり、太鼓櫓に設置され時間を知らせる時太鼓でありました。

 明治4年、明治政府の廃藩置県により山形城は国有財産となり、明治6年の廃城令により県内の城は廃城、山形城は存城処分となりました。明治10年ごろ山形の有力者たちが山形城を国から買い戻す為に尽力し、山形城最後の城主水野家に戻すことができました。

 その後、明治22年山形市が誕生し。同29年には山形城内に陸軍歩兵32連隊を誘致することになり、櫓、建物が取り壊される際、湯殿山神社に奉納されました。

 約200年以上前から山形の町に響いていた時を知らせる音。今も変わらないその音を、毎日鳴り響かせております。



山形城(現:霞城公園)二の丸


山形城(現:霞城公園)二の丸大手門