湯殿山神社について
宮司挨拶
当神社は明治9年山形県初代県令、三島通庸公により県庁舎の守護神として創建されました。
以来山形市を始め県内外から広く篤い崇敬をいただいております。
又、境内社として山形市の商売繁盛の神、市神神社(ゑびす様)をお祀りしております。山形冬の風物詩としての初市の守護神として(1月10日)当日は多くの人々で賑わいます。
更に兼務神社の六日町熊野神社は旧山形城(現在の霞城公園)から見て、鬼門に鎮座されており、山形城の鬼門鎮護社としての約650年前に創建されたお社がございます。以後人々からは八方厄除の神として崇敬を集めております。境内に聳える樹齢約500年の夫婦欅にあやかり、夫婦円満・良縁成就の守護神として老若男女広くお参りをいただいております。
詳細についてはこのホームページをご覧下さい。
どうぞ皆様方のご参詣をお待ち申し上げます。
里之宮湯殿山神社宮司 澁谷宣寛 しぶやのりひろ
- 昭和25年7月7日
- 山形県寒河江市柴橋にて生まれる
- 昭和47年3月
- 國學院大學神道学科卒業
- 昭和58年2月16日付
- 湯殿山神社宮司を拝命
現、山形県神社庁顧問、神社本庁参与、伊勢神宮崇敬会評議員、山形県保護司連合会会長、東北地方保護司連盟副会長、山形刑務所教誨師を務める
由緒
明治9年、初代山形県令三島通庸は、県庁舎の建設の地を山形市旅篭町の万日河原と定め、出羽三山の奥の宮国幣小社湯殿山本宮の口之宮本導寺湯殿山神社より分霊を勧請、旅篭町雁島に祀りました。
明治10年11月、県庁舎が完成開庁すると、周辺には師範学校、警察本部、郡役所、銀行などが次々と建ち、雁島の湯殿山神社は県庁のみならず、山形中心部の鎮守と仰がれるようになりました。
明治12年には県社に列せられ、明治25年旅篭町の秋葉山神社を合祀、さらに後年黄金山神社を合祀してますます信仰を集めてきました。
明治44年山形市でおきた大火のために、焼失。本殿が仮拝殿とともに新たに完成したのは大正4年、拝殿が完成したのは昭和11年のことでした。
昭和54年9月、山形市より新庁舎建築のため湯殿山神社移転の要請をうけ、翌11月湯殿山移転建設委員会が発足。56年9月には地鎮祭が行われ、着工以来1年7ヶ月現在地に新社殿、末社市神神社、神門、社務所参集殿の造営が完成しました。
創建以来、山形市で起こった3度の大火災等、様々な困難を乗り越え、山形県民市民の心の拠り所として、また県都山形の鎮守として現在にわたり篤く崇敬されております。
御祭神
大山祗命
(おおやまづみのみこと)
大已貴命
(おおなむちのみこと)
少彦名命
(すくなひこなのみこと)
相殿神
秋葉山大神
(あきばやまのおおかみ)
黄金山大神
(こがねやまのおおかみ)
御神徳
●大山祇命……山の神、農業神。
・五穀豊穣・家内安全
●大巳持命……農業神、商業神、縁結びの神別名 大国主大神、大黒様
・五穀豊穣・家内安全・商売繁盛・良縁成就
●少名彦命……医薬の神、温泉の神、酒の神。
・病気平癒・身体健全・怪我治癒・除災招福
●秋葉山大神……火の神、火防開運の神。 別名 迦具土大神
・御火災消除・家内安全
●黄金山大神……鉱山の神。別名 金山彦大神、金山姫大神
・金運上昇・招運開福